2025年最初のブログ記事ですが、
昨年末に観た「M-1グランプリ」についての内容です。
格別お笑いに詳しいわけではないのですが、たまたま視聴していて
笑神籤でトップバッターが令和ロマンになったあたりから見えない何かに
グッと心が惹きつけられ、まさかの最後まで見届けてしまいました!
『思考の学校』での考え方を併せてみると、
なぜ令和ロマンが2連覇できたのかが自分なりに理解できたので
記事にしてみます。
なぜ令和ロマンが2連覇できたのか…
お笑いライターでもなんでもない私が分析する
最終的に勝つ【思考術】
↑なんだかネットニュースの記事みたい。笑
M-1グランプリ開催の数日前、
Yahoo!ニュースの新着記事の中に
令和ロマン・高比良くるまさんのインタビュー記事がありました。
ざっと目を通すと、ラヴィット!で見かけるだけではわからない
彼のお笑いに対する考え方やM-1グランプリに臨む姿勢が垣間見えました。
私が特に
「おぉ!この考え方があるから2023年に優勝したんだな〜!」
と思ったのが、
どうすればM-1自体が盛り上がるか
を考えていたかということ。
想像するに、多くのM-1出場芸人さんたちはきっと
“いかに自分たちのおもしろさを見せられるか”
“他の出場者よりもインパクトを残せるか”
“優勝候補といわれているコンビ/トリオよりいい点が取れるか”
など、自分たちがどう見られるかにベクトルが向いていると思います。
それに比べくるまさんは、
“M-1のために何ができるだろう”
“他の組とタイプが被らないことをやった方が、場が盛り上がる”
など大会自体のことを考えてネタを考えていたそうです。
「みんな勝ち!」でたまる思考
このインタビューを読んだ時に、
「これは史上初の2連覇達成するかもしれない…」と思っていました。
だからたまたま生放送の日に自宅にいたので観ちゃいますよね。
トップバッターなのにガチガチに緊張しているでもなく、
“M-1を盛り上げるぞ!”という気持ちからなのか、むしろ楽しそうに見えました。
その姿をみて思い出したのが、講師養成講座に通っている時に
校長先生である宮増侑嬉先生からお聞きしたお話。
絶対に勝ちたい!と思うじゃんけんの時にあなたは何を思いますか?
「絶対に勝ってやる!」とか「あの人にだけは負けたくない!」
という考えで頭がいっぱいになりがちですよね。
そう思うのが自然かもしれませんが、すると私たちの無意識の中では
勝ち
を強くイメージするからこそ
勝ちの人がいる=負ける人もいる
とこちらも強くイメージしてしまいます。
なに当たり前なこといってるの?と思うかもしれませんがここから先が大事なことです。
つまり、「絶対に勝ってやる!」と思うと言葉としては【勝つ】を使っていますが
イメージの中では【負ける】も同じくらい思い浮かべていることになります。
しかもネガティブなイメージはポジティブなイメージよりも強く出ることもあるので
結果的に【負ける】思考が多くなってしまい、それが現実化されてしまうそうです。
確かに、
「勝っちゃったらどうしよう♪」と思うことよりも
「負けちゃったらどうしよう…」と内心思うことありますよね。
ネガティブはそれだけ無意識の中でも増えやすいのですね。
絶対に勝ちたい!と思う時ほど、その執着を捨てて
“みんな勝ち”の気持ちでじゃんけんに臨むと
あっさり勝っちゃうんだよね。
とゆき先生がおっしゃっていたのを思い出します。
なぜそのことをお話いただいたかというと、
講師養成講座は3〜4人のグループで話し合って、
何を話し合ったのかを全体に発表する時間がありました。
その時、発表者をじゃんけんで決めたのですが
勝った人が発表、というじゃんけんに勝って私が発表しました。
実はその時、
「絶対に私が発表する!」と意気込んでいた人が他にいたのですが、
発表するなら私がするでもいいし、他の人でももちろんいいし
と思っていた私が勝って発表する結果になった…
というエピソードからじゃんけんで勝つ思考(+負けてもいいよね)
について教えていただいたのでした。
高比良くるまがためていた思考
話はM-1グランプリに戻ります。
じゃんけんの例を挙げましたが、くるまさんがしていた思考は
自分たちが勝つとか負けるとかを超越して
どうしたらM-1自体を盛り上げられるか?だったので
優勝したい!と思うときに同時に勝手にたまってしまう
〈負けるかも…の思考〉が増えなかったのだろうな、と推測しました。
このあたりの、
・思考がたまる
・ポジティブよりネガティブの方が強い
などについてもうちょっと知りたいなぁ〜という方は
『思考の学校』基礎講座がおすすめです!
※詳しくはこちらより
ネガティブな思考が多い時には緊張して身体に力が入りすぎたり
実力以上の能力を発揮できにくいことは想像に容易いですよね。
もちろん令和ロマンのお二人は、過去の大会を分析したり
数々の舞台で腕を磨いたりと努力された部分も大いにあるのでしょうが、
『思考の学校』で教わったことのフィルターを通してみると
こんなことがいえるのでは?と思いました。
余談ですが…
令和ロマンのくるまさんではない方の松井ケムリさんを見ると
うちの兄を思い出します。笑
家族の中では似てる似てる!と笑っているのですが年末年始に
帰省した兄を実物で見るとケムリさんには似てないのになぁ。不思議。
冗談で言っていた、優勝したら賞金はすべて相方にあげます、
が本当に優勝しちゃったし、本当にくるまさんにあげちゃった余裕も
翌年の2連覇して今度は自分がまるっと賞金をもらうのも
思考が影響しているのでは…?と思う面がありました。
それについてはまた近いうちに記事にできたらなぁ〜と思っています!