わたしは思考の学校の認定講師としての
一面もありますが、
本業のくすり屋さんとしてのお仕事と、
店で取り扱っている会員制の商品の
会組織を運営することにも
楽しく一生懸命エネルギーを出しています。
“会組織を運営”なんて言葉にするとすごいけど、
身近なものに例えると学校のPTAのような
ものでしょうか?
最新の健康や病気の情報などを勉強し続けていく
必要があるので、定期的に研修会があるのですが
その研修会の企画委員をさせていただいたり、
会員さんである同業のくすり屋さんたちが今
どんなことに悩んでいて、何を知りたいのかを
一緒に考えながら商品のメーカーさんと
必要なアクションを起こしていく…
そのような役割をいただいています。
7月にまた、研修会があるのですが
そこでの役割分担を決める会議で
こんなことがありました。

オンライン会議での一幕
決めることは挨拶や司会、懇親会での乾杯の挨拶
なのですが5名分のポジションがありました。
「誰か、これやるよ〜ってある?」
と会長の声に応える方もいましたがなかなか全ての
ポジションが埋まりません。
こういう時って、時間だけが妙に過ぎていきますね…
そしてわたしはあまりにも決まらないと
ついつい口を出してしまいます。
「新しく各部の会長になった方がされたらいいと思います!」
たぶん、ほとんどの人がそう思ってたんじゃないかな〜
該当者も気づいてはいるけど、
自分から名乗り出るのを躊躇われてたというか。
そして、事態はトントンと進み
「じゃあ私はこれを…」
「残ってるこれは私ですよね…」
と、全てのポジションが埋まっていきました。

思考のしくみから見るポイント
今回のこの研修会での役割決めの中で、
思考のしくみから見るポイントがあります。
目の前の現実から、隠れた自分の本音に気づいてみる 現実は100%自分の思考からできていると考えてみる
『思考の学校』でお伝えしている思考のしくみから
考えてみると、
周りの人の言動も自分の思考が反映されている
ということになります。
ということは、
周りの人が言ったことは隠れた自分の本音となるので
私が推薦した方々はご本人たちもやろうとしていた
という見方ができます。
これを思考のしくみをよく知った人との会話では
「自薦も他薦もないよね〜」
と言っています。

思考のしくみを知らなかった頃の勘違い
今となれば、誰かに推薦してもらったら
「お、わたしの中にやってみたい気持ちが結構あったのね」
と素直に思えますし、誰かを推薦する時も
「誰がやってももちろんOK!だけど、その方が適任だな〜」
と心から思ってその方を推薦できています。
でも、思考の見直しを知らなかった頃のわたしだったら
「嫌な役を押し付けたって思われないかな?」
「だったらお前がやれよって思われちゃうよね…」
と誰かを推薦することができなかった過去があります。
それは潜在意識の中に、
- 誰かやってよ〜
- めんどくさいなぁ
- 自分が損したくない!
など、傲慢だったり怠慢だったり直接的な利益がないものは
引き受けたくない!という気持ちがわたしの中にたくさんあったから、
誰かを推薦する=押し付ける
と無意識に変換されていて言えなくなっていた、
ということがありました。
現在は“やらされてる感でやっていることを減らしていこう”と
決めて、思考の見直しもしているので
“全力を出す”、“エネルギー出す”
をだいぶできるようになってきました。
今回、他の方を推薦した時には
「もし断られたとしてもわたしが全力でその役をやります!」
という気持ちでいました。
以前のように「わたしやりたくないから誰かやってよ〜」
だとトントン拍子に決まっていかなかったかもしれませんね。

現実から自分の思考を見る
持ち回りで役を決めたり仕事を割り振る時、
あなたの周りには自ら進んで立候補する人が多いですか?
いつも自分から積極的に仕事を引き受けます!
周りは消極的でいつまでたっても決まらなくて、
時間がもったいないからやっちゃいますよ!
それはそれで素晴らしいことだと思います。
でももしかして、ちょっと無理したり、
本音は「たまには誰かがやってくれてもいいのに…」
と思っていたりしませんか?
なぜかというと、
消極的でやりたがらない周りの人=あなたの本音
という可能性があるからです。
何かショックなことやネガティブに感じることが
起きた時に、
「これって私のどんな思考がこの現実をつくったの?」
と思う前に、自分の思考を見せてくれているいま現在の
周りの人の言動や出来事を自分と切り離さずに
みていくと自分の隠れた本音がわかります。
今回の私は、
きっかけがあればすんなり役を引き受けてくれる人を
周りにたくさんつくれるくらいの思考が溜まっていました。
欲をいえば、手間や負担が少なめなところから役が
埋まっていったので、ちょっと大変な仕事量の多い役から
「私やります!」という人をつくれるように
これからも思考を見直し続けていきたいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。