『思考の学校』の考え方を知り、
日々の生活の中で自分の考えていることや気持ちを
つぶさに見つめるようになってくると
「あれ?これは思考的にはどういうこと?」
「こんな現実が目の前にあるということは私のどんな思考が…?」
と気になることが増えてくると思います。
先日、このようなご質問をいただきました。
職場のことで家族が怒っていることがあり、
家庭でもその職場でのイライラを持ち込んでいて
一緒にいるとこっちまでイヤな気分になります。
職場でイヤな人がいるということはその家族が
見直さないといけない思考があるということですよね?
家族にも『思考の学校』のことを教えたら
この状況が改善しますか?
“現実は自分の思考を元に作られている”と知ると
周りの人が怒っていたり、悲しんでいたり、
不平不満を口にしていたりすると
「それはあなたの思考が元になっているんだよ〜」
と心の中で教えてあげたくなってくるのではないでしょうか?
実際に口に出して教えている方もいるかもしれません。
もしそのような場合は、相手の反応はいかがだったでしょうか?
きっと、
あなたが思考のしくみを教わった時のような目から鱗のような
リアクションはなかったのではないかな、と推測します。
だからといってガッカリしたり、
「伝え方ちがったかな?」などと思わないでくださいね。
「100%現実化している」を改めて考えてみる
ここで、改めて思い出していただきたいのですが
『思考の学校』でお伝えしていることは、
現実は100%自分の思考を元につくられているとしたら?
というところから見直しをスタートしてみるということ。
いま起きているこんな困った出来事も、
あの人が言うことを聞かずにいるからスムーズにいかないことも、
全部ぜんぶ自分が今までに溜めてきた思考からできあがっている
とみてみる、と聞いたことありますよね。
これは極端なことをいうと世界には私だけしかいないともいえます。
いやいや、実際には私以外の人が何万人、何億人と世界にはいるでしょ…
と思うかもしれませんが、思考のしくみから世界を見てみると
あの人もこの人も、あの国がおっかないことをしているのも
地球規模で起きている環境の問題も私の思考からできていると考えます。
ここね〜正直わたしも最初は何言ってんだ??
じゃあムカつくあの人も、大成功しているあの人も
私が作り上げたっていうの?いやいや、わたしの思考うんぬんの前に
先にあの人存在してたじゃん!
と最初の頃(実際は結構最近まで)混乱してました。
こうなりたい、ああなりたいって理想に反した現実をわたし自らつくってる?
全部わたしのせいだっていうの??
って『思考の学校』での考え方を受け入れたくないほどでした。
この話題を広げてしまうともっともっと語りたくなってしまうので
またの機会にさせていただきますね。
“あなたのせいで”望まないことを現実化してるんですよ、
ということではないと伝わっていれば現段階はOKです。

質問者さんに対する回答
現実は100%自分の思考を元につくられているという視点から
今回の件を改めて見てみると、
職場のことで怒っている、かつイライラを家庭に持ち込む家族
と自分自身を切り離して考えないことがまずは重要です。
100%自分の思考から目の前の現実ができているとするならば、
そのご家族は自分の過去の何かしらの思考が元になって
怒ったり、イライラしている面を見せてくれている、と考えてみます。
私は家庭外で怒ったことで家族にイライラをぶつけたりしたことない!
と思ったとしたら、日々の思考が蓄積されるといわれている
潜在意識の特徴を思い出してくださいね。
全く同じシチュエーションでその相手にはしていなくても
似たようなケースで過去に誰かにやっていたことを思い出すかも…?
この辺り、具体的には【本音ワーク】をしてみると
うわ〜私もやってたわ〜となるはずです。
つまり、今回のケースではご家族が思考のしくみを学ぶのではなく
質問者さんが自分の思考を見直すきっかけに過ぎなかった
という回答になりますね。
ここで気づいて、本音ワークをして、
過去の誰かや何かに謝れてスッキリしたら
イライラをぶつけてきたご家族に思わず感謝しちゃいますよね。
「気づかせてくれてありがとうね〜」と。
すると不思議なことに、
あんなに怒っていたり、イライラしていたご家族の態度が
コロっと変わる…ということも副産物として起きてきます。
そう、間違ってはいけないのが
“あの人の態度を改めさせたいから私が思考を見直す”
となってしまうパラドックスです。
気持ちよく「あなたのおかげで私の思考を見直すきっかけをもらえました」
と思えると最高ですよね。

思考の見直し方が自己流にならないために
せっかく基礎講座を受講したり、3ヶ月実践講座を受けても
現実が変わっていかないなぁ〜という時は自己流になっていることも。。
“自己流は事故る”ってどこかのコピーライターさんも言ってました。
だからこそ、『思考の学校』の講座は【おさらい会】があります。
ご自分が基礎講座などの講座を受けた講師さんと一緒に
いま起きている現実から思考の見直しをしていって、
「そうそう!これこれ!」な理想的な人生をクリエイトしていきましょうね!